スワッピングを試みる。

hd32006-02-09


スワッピングが趣味です。
なんていうと社会的に冷ややかな目で見られるもんですが、
そういう事が平気で言えるようになるかもしれません。


スワッピングサービスがやってきました。
file-swap.comです。


非常にシンプルでわかりやすいサービスなので、
説明する必要も無いですが 1つファイルを送ると、1つファイルがもらえます。
何が出てくるかはわかりません。
出てきたものに、Good,Badのレーティングをつけます。


まだまだ性善説CGMサービスなので
優良なユーザが楽しく使わないことには成立しませんが、
工夫次第では色々な想像が膨らみます。


個人的に刺激プンプンサービスですね。
file-swap.comで快適なスワップライフを。


実験的に試したいことがあったので、
下記にてSwapファイルを貼り付けるBlogを新設しました。
Hd3's Daily Swap


FreshReader導入して気付く今後

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しばらく気にはしていたが、
ようやくサーバインストール型RSSリーダーFreshReaderをインストール。


やはりうわさどおりの速さだ。
うん。feedを読むにはとても良い。
サーバインストール型のメリットが十分に発揮されている。


ただメリットは自サーバーにインストールする以外にピンとこない。
それは一体何なのか?


共有された他のユーザの動向がわからない。。。


私の情報取得に関するモチベーションは、
速度よりも共有から生まれる取得経路の豊富さを重視するため、
他ユーザとの繋がりが自サーバーでは生かしきれない所にデメリットを強く感じてしまいます。


その他の理由としては
・記事ごとに未読/既読管理ができない。
・クリップ機能が無い。
・モバイルで閲覧するのがつらい。
という機能面の些細な問題です。


まだβサービスなので改善されるのでしょうが、
結果としてまだ試用は続けるもののBloglonesからスイッチに至る事はできません。
Bloglinesからのスイッチユーザも多いという事なので期待はしていたのですが。


今後Bloglines同様ユーザ数が同サーバーに増えた場合にどれぐらいの速度が出るのでしょう。
少数のユーザ群で共有する事を推奨するグループウェアの道を進むのでしょうか。
ライセンスを見る限りそういった事もなさそうなのでどうなるか想像つきません。


ユーザの利用シーンセグメントを分けて考えるならば、
そもそもBloglinesと比較すること自体違うのかもしれないと感じてしまいました。


今後RSSリーダーもブログのようにシーンによって用途が変わってしまうのか。
という事はRSSリーダーマッシュアップサービスもありだな。


色々な想像/妄想が駆け巡りますが、
RSSリーダー群雄割拠時代に純国産としてどういうセグメントで独自のポジションを築く事ができるでしょう。
今後に期待します。


未来の百貨店体験

ICタグで体験する“未来の百貨店”体験
というわけで、銀座三越行って来ました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060131/228293/


三越富士通が2006年1月31日(火曜日)から2月13日(月曜日)までの2週間、
三越銀座店2階のニューヨークランウェイにて、
経済産業省 平成17年度ICタグ実証実験「日本版フューチャーストア・プロジェクト」
と銘打ち、未来型店舗サービス実現のためのICタグ実証実験を実施しています。


未来のサービス、未来の百貨店
いい響きじゃないですか。


実験の内容としては、
1.次世代在庫管理システム
2.次世代顧客管理システム
3.次世代SCMシステム
の3つに分かれており、
在庫管理と顧客管理について見学をしてきました。
目的はなんといってもICタグ電子ペーパーだ。


婦人服売り場なので邪魔にならないよう気を使いながら
ニューヨークランウェイに入っていった。
この店舗はセクシー&大人の雰囲気をコンセプトに
NYやロスに直接買い付けに行きセレブ御用達デニム17ブランドを扱う人気ショップ。


店舗をくるりとまずは見回った。
あれ?この店だっけか。
それぐらい自然にICタグ電子ペーパーが売り場に溶け込んでいることに何より驚いた。
周囲を見渡しても一般顧客がこれにわざわざ気づくこともなく、普通に買い物をしている。


せっかくなので
システム推進の主任の方とお話をさせていただくことに。
実験は先進的ですが周りのヒト気づかないでしょう?
と質問。
「ファッション売り場なので景観が損なわれるようなモノにはしたくなかった」
そういうところのケアが行き届いているのはさすがだ。


その後ご丁寧に在庫管理システム、顧客管理システムについてご説明いただいた。


1.次世代在庫管理システム
このシステムはジーンズ約5000着にICタグを取り付け、在庫管理をするという趣旨
・スマートシェルフ
・インテリジェントフィッティングルーム
・e-リコメンデーション
の3つの方法を使っています。


スマートシェルフ
スマートシェルフとは「経済産業省 平成17年度ICタグ実証実験」における
ICタグを読み取るリーダーを設置した商品陳列棚を指す。
このスマートシェルフによって陳列棚や倉庫のリアルタイム在庫管理を行い、
棚札には電子ペーパーを用いて在庫情報を表示する。


約2分に1回在庫状況を確認 約5分に1回電子ペーパーを書き換えている。
これによってリアルタイムな在庫を棚札に表示することが可能になっている。


e-リコメンデーション
店舗ない商品検索ができる一般的なタッチパネル端末だが、
今まで検索した顧客のリクエストの高い順から検索結果を返すなど
細かい所も押さえている。
また、ICタグリーダ、アクティブタグリーダを2つ搭載しており
2の顧客管理システムで導入しているアクティブタグとの組み合わせで
自身の購買履歴等も閲覧できる。


インテリジェントフィッティングルームは業務の邪魔になるのであえて見学しませんでした。
液晶パネル付きIP電話ICタグリーダで試着内でサイズ検索を可能にするそうだ。


2.次世代型顧客管理システム
モニター約50人にアクティブタグを貸与し、
来店時に来店状況や購買履歴の情報が販売員の携帯電話型モバイル端末に通知される。
この情報を元に適切な接客を行うという試みだ。
この携帯電話型モバイル端末をぜひ触らせていただこうと思ったが、
ちょうど販売員の方が接客中でその機会は無かった。


現状の問題点としてはバッテリーの問題/重量の問題が一番の問題だそうだ。
5時間ほどで充電が切れるため販売員の就労時間より短い事を一番気にされていた。


はたして近い未来には、これがスタンダードになるのかな?
そんな疑問を持ちながらサイズ[23]の表示が緑色(店舗在庫○、売場在庫×)
になっているのを見つつ、新しい取り組みに可能性を感じていました。


情報摂取の改善

前回の『情報摂取とweb.two.o.salonの接点』で
日常の情報摂取について触れましたが、
今回はインターネットを使った情報摂取についてです。


インターネットから得る事のできる情報は
BlogやSNSの普及によって個人発信が用意になり爆発的に増えることになりました。
情報はまさしく今も増え続けている状態です。


情報は増えていく、技術も進歩するそんな中、
ヒトの情報に対する処理能力はに限界があります。

処理能力の限界値を導く要素を3つあげると
1.時間による制約
2.スタイルの定着
3.興味の対象の幅
まずはこれらを例にあげます。


1 時間による制約
時間的制約というものは何をするにも付きまといますが、
残念ながらこの時間的制約を意識しながら生活しているヒトというのは
多くはありません。なんとなく時間を消費しながら暮らしています。


そのため
1.1日の中でPCに向き合う時間がどれだけか。
2.その中で情報を得る時間がどれだけあるか。
このようなマインドを持っているヒトはすでに工夫しているはずなので、
やはり時間を消費することに対する認識は思っているほど強くないです。


2 スタイルの定着
日常生活において、個人個人の生活スタイルというものは定型化しています。
同じ様な毎日を送っていて刺激が無いなぁ
なんていう話題が多かったりする事が象徴であると思います。

このようなスタイルが定着している中新しく情報を得る事に
あえて時間を裂くモチベーションはかなりの理由がないと動かない可能性が強いです。


3 興味の対象の幅
情報がだんだん細分化されてきているため、
取得する情報も細分化されてきています。
天気を知りたかったヒトは今は東京の天気が知りたいように、
選り好みが多くなってきています。


興味が狭い分、深く狭く情報を取得する事が最近のスタイルの特長かもしれません。
それにより新しい何かを獲得する可能性は徐々に狭くなっています。


これらの事から今のライフスタイルを変えることなく
同じ時間を使って情報量の増加を狙う

もしくは同等の情報取得時間を減らす事は
インターネットにおける情報を得るスタイルの変革
に繋がるのではないでしょうか。


ただ個人個人の時間や情報取得に関する意識の向上
という難題を解決しないといけません。
これについて検討は引き続き進めて行きたいと思います。


情報摂取とweb.two.o.salonの接点

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Web2.0というワードもどんどん目に触れる機会が増えてきましたが、
So-net「web.two.o.salon」というユーザー参加型サロンを開設しました。


勝手にウェブトゥダットオーサロンと呼びますが、
第1弾として最近のBlogの話題をビジュアル表現する
Blog Keyword Visualizerがリリースされています。

RSSを定期的に収集し、キーワードを抽出、
ノードグラフアニメーションでキーワードを表現しています。
頻度によった色づけ、6つのカテゴリ分類等から
気になったものはクリックすれば簡単に検索ページに繋がります。

昨今どんどん便利な世の中になり様々な情報が増えてきている中、
自分にあった情報摂取行為は困難になってきています。

情報が氾濫しているため、
興味のあることだけを厳選してしまった場合、
他の情報を獲得する可能性すら失ってしまいます。
逆にたくさん知ろうとすると残念ながら、
1日は24時間と限れているため何日あっても足りません。


同じ情報摂取方法をとり続けるならば
情報量を増やそうとすれば時間がかかるだけですので、
情報摂取方法で方法を変えることが必要なわけです。


時間をかけずにいかに情報を摂取するか?
私自身、この問いに日々頭を悩ませています。
明確な答えというものはみつかりませんが、
情報を摂取するという事は、自分が必ずしも調べる/探す必要は無いため、
摂取方法を変えていく事を心がけ試しています。


それらは、
・生活スタイルを変えて見ることで変わるかもしれません。
・今まで苦手だったヒトと話すことかもしれません。
・新しいサービスを試すことかもしれません。


ただこの方法を増やして、
個人の選択肢を広げる事で更に新しい情報摂取が可能になるという
連鎖は自ら体験しています。

この視覚からキーワードノードグラフによる情報の摂取方法は、
個人の情報摂取の方法としてはその選択肢の1つであると感じます。

この生き物のようにキーワードがどんどん追加されて繋がって行く様を見て、
「へぇ こんなつながりがあるんだ。」
「なんだこの変なキーワード?」
と興味が沸いている時点で私にはマッチしています。


見れば見るほど気になるこのインターフェイス、気持ちいいです。

ただしBlogからキーワードを抽出している以上、
個人の感性/視点でノードが依存するので
逆に見たくもないキーワードもある事に気がつきました。
フィルタ機能があれば情報摂取のツールとして非常に重宝します。


自身でフィルタ機能を使うならば、
ある程度興味のあるキーワードだけに絞ってフィルタを作り
自分の感性とは異なったキーワードの関連性をながめて楽しみますね。


自身の情報摂取方法にまた新しい風が吹きそうです。


Yahoo!がReadyしてGoするか。

Yahoo!ReadyとYahoo!Goが発表されました。


自分のデータはサーバに全部保存しておいて、
好きなデバイスで世界中どこからでもアクセスできる

こういった概念は古くからありますがYahoo!の出した答えは
Yahoo!Ready Yahoo!Goです。


アクセスする個人のデータは多種多様で
メール・ニュース・メッセンジャー・アドレス帳・株価・映画情報・天気予報
タスク・カレンダー・ゲーム・写真・地図などなど盛りだくさん。
これからは当然動画やブックマーク等もっと多くの個人に関する情報が入ってくると思います。


現状これらのデータに、パソコン、テレビ、携帯の3軸でアクセスする事を考慮しており
それぞれ「Yahoo! Go Desktop」「Yahoo! Go TV」「Yahoo! Go Mobile」という名前がついています。


さっそく見てみましょう。
Yahoo! Go Desktop」はブラウザレスがコンセプトですね。
・Yahoo機能にアクセスする「ダッシュボード」
・メールチェッカー等、様々な軽量アプリケーションからなる「WIDGETS」
という2つのサービスを用いてデスクトップから自分のデータへのアクセスを可能にしている
のが特長です。ウェブブラウザ中心のGoogleとは非常に対照的です。


Yahoo! Go Mobile」はモバイルの特性をいかしたサービスが目につきます。
最初に触れた電子メールやスケジュール、アドレス帳等の
個人に関するデータアクセスが可能であるほか
・携帯電話機基地局情報などからユーザの位置を把握して情報を提供するサービス
(pizzaというワードを検索窓に入力すると最寄のピザ屋が表示される感じ)
・カメラ機能によるモブログ/フォトシェアリングもちろん「flickr」への投稿もサポート
これらの機能によってモバイルの特徴をサポートします。
利用できる携帯電話は、キャリアが米AT&T、端末メーカーはNokiaMotorola
とまだまだ日本では関係無いように一見見えますが
個人的にはそう遠くない未来だと思います。
それはソフトバンクが携帯参入する時とにらんでます。


Yahoo! Go TV」は
同時期に発表になった「Viiv」ベースのPCに接続されたテレビの画面で
PCやWebのコンテンツを表示するサービスを表します。
扱うデータは基本的に同じですので特筆した点は少ないですが、
どこでもデータにアクセスできるという点で
生活におけるTVの新しい使い方の提言ここに行きつくのでしょう。
・家族や友人でフォトアルバムを見る
・最寄りの映画館の上映作品や時間をすぐさまチェックする
・好きな音楽を聞く
・番組を録画する
というような利用シーンが検討されているみたいです。


ざっとサービスをみる限り、今までのPC中心、WEBブラウザ中心の情報摂取から
日常生活の好きなタイミングで情報摂取が可能になるわけですから
かなり生活に密接になりますね。個人的にはとても好きな概念です。


このYahoo!GoをサポートするのがYahoo!Readyです。
Motorola携帯端末の一部機種にプリインストールしているだけですが、
Yahoo!ブランドがプリインストールされている事は一般ユーザにはわかりやすいです。


こうした取り組みの中このサービスを取り巻く最大の問題は、
いつでもアクセスしたい自分の情報が1カ所に集める事ができるかどうか
ここに尽きますね。


はたしてこれがReadyGoと勢いがつくかどうか大変気になるところです。


今ここにいるという認識

2007年4月から3G携帯電話端末に原則GPSによる位置情報通知機能必須という事もあって、
ちょっと遅いですがポジタルに関してです。

知人への災害通知を目的にこちらの方が1人で企画開発されているそうですが、これを1人でやったの?
という程クオリティが高いです。

様々な機能についてはぜひ触って感じていただきたいのですが、
ざくっと機能を紹介しますと、

・指定先へ現在位置緊急通報ができる
・登録した特定のヒトの現在位置を把握できる
・地図に記事を投稿できる
・地図に掲示板を立てることができる
・地図から記事が閲覧できる(GoogleMap)
・登録した位置周辺で、他のユーザーにアクションがあれば知らせることができる
・地図から日記・掲示板・人・ブログ・ニュースを検索できる
mixi連携/RSSリーダー/SBMも完備

こんな感じです。

魅力を感じる箇所はやはり位置に対して情報を残すことこれに限ります。
個人的にはちょっとオカルティックですが残留思念が具現化するという事と同意であると考えており、
非常にポイント高いです。

現実に街を歩きながらその場所にある目に見えない情報を閲覧することができる
まさしくそれが携帯電話を介して現実に可能になるわけです。

従来の個人発信の情報たとえばblog等の場合、
投稿時間・投稿内容の2軸を中心に構成されており位置情報という概念は
ユーザの詳細記述/地図画像/リンク等で補足説明が必要でこのサブ作業をまめにこなすことで、
位置情報を他者と共有し記事のリアリティを向上させておりました。

それがこのサービスによってまめな作業無しに位置情報が楽に正確に残せることになる訳です。

これは今までにユーザが経験したことが無いような
・自分や友達の経験を位置から逆引きする経験
・「あの橋の下で君だけに読んでほしいんだ」と他のヒトにわからないように愛の告白の経験
そういった事もできちゃいます。
ん〜おもしろい。

ただユーザは、位置に残す思いの具現化という経験を今までした事が無いので、
このサービスの本当の楽しみや概念が定着するまではそれなりに時間がかかるのではないかなぁ?
まずは慣れが必要なのは間違えなさそう。

ユーザが位置と共に暮らしている事をいかに楽に意識させるかがキーワードになり、
理解されれば更なる展開を迎えるでしょう。とにかくこれからのサービス展開に期待です。

使っていてこんな楽な方法もあけど一般的に伝わるのか心配
※1 GPS付きの携帯電話等で写真に位置情報をつけて外部のブログ等に写真投稿をする。
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※3 すると画像の位置情報をポジタルが拾って吸い上げます。
※つまり写真投稿をモブログするだけでOKなんです。