Yahoo!がReadyしてGoするか。

Yahoo!ReadyとYahoo!Goが発表されました。


自分のデータはサーバに全部保存しておいて、
好きなデバイスで世界中どこからでもアクセスできる

こういった概念は古くからありますがYahoo!の出した答えは
Yahoo!Ready Yahoo!Goです。


アクセスする個人のデータは多種多様で
メール・ニュース・メッセンジャー・アドレス帳・株価・映画情報・天気予報
タスク・カレンダー・ゲーム・写真・地図などなど盛りだくさん。
これからは当然動画やブックマーク等もっと多くの個人に関する情報が入ってくると思います。


現状これらのデータに、パソコン、テレビ、携帯の3軸でアクセスする事を考慮しており
それぞれ「Yahoo! Go Desktop」「Yahoo! Go TV」「Yahoo! Go Mobile」という名前がついています。


さっそく見てみましょう。
Yahoo! Go Desktop」はブラウザレスがコンセプトですね。
・Yahoo機能にアクセスする「ダッシュボード」
・メールチェッカー等、様々な軽量アプリケーションからなる「WIDGETS」
という2つのサービスを用いてデスクトップから自分のデータへのアクセスを可能にしている
のが特長です。ウェブブラウザ中心のGoogleとは非常に対照的です。


Yahoo! Go Mobile」はモバイルの特性をいかしたサービスが目につきます。
最初に触れた電子メールやスケジュール、アドレス帳等の
個人に関するデータアクセスが可能であるほか
・携帯電話機基地局情報などからユーザの位置を把握して情報を提供するサービス
(pizzaというワードを検索窓に入力すると最寄のピザ屋が表示される感じ)
・カメラ機能によるモブログ/フォトシェアリングもちろん「flickr」への投稿もサポート
これらの機能によってモバイルの特徴をサポートします。
利用できる携帯電話は、キャリアが米AT&T、端末メーカーはNokiaMotorola
とまだまだ日本では関係無いように一見見えますが
個人的にはそう遠くない未来だと思います。
それはソフトバンクが携帯参入する時とにらんでます。


Yahoo! Go TV」は
同時期に発表になった「Viiv」ベースのPCに接続されたテレビの画面で
PCやWebのコンテンツを表示するサービスを表します。
扱うデータは基本的に同じですので特筆した点は少ないですが、
どこでもデータにアクセスできるという点で
生活におけるTVの新しい使い方の提言ここに行きつくのでしょう。
・家族や友人でフォトアルバムを見る
・最寄りの映画館の上映作品や時間をすぐさまチェックする
・好きな音楽を聞く
・番組を録画する
というような利用シーンが検討されているみたいです。


ざっとサービスをみる限り、今までのPC中心、WEBブラウザ中心の情報摂取から
日常生活の好きなタイミングで情報摂取が可能になるわけですから
かなり生活に密接になりますね。個人的にはとても好きな概念です。


このYahoo!GoをサポートするのがYahoo!Readyです。
Motorola携帯端末の一部機種にプリインストールしているだけですが、
Yahoo!ブランドがプリインストールされている事は一般ユーザにはわかりやすいです。


こうした取り組みの中このサービスを取り巻く最大の問題は、
いつでもアクセスしたい自分の情報が1カ所に集める事ができるかどうか
ここに尽きますね。


はたしてこれがReadyGoと勢いがつくかどうか大変気になるところです。